借りられる金額・返せる金額
住宅ローンのシミュレーションには,よく借りられる額の計算があります.
しかし,借りられる額と返せる額は異なるので,その点に注意して借りる金額を決める必要があるかと思います.
人それぞれ,生活や,子供の数,車の有無などが違い,住宅ローン返済に充てられる金額は異なります.
返済負担率などは借りられる金額の目安とはなりますが,返せる金額の目安ではありません.
まずはシミュレーションを行い,毎月の返済額が今後将来においても返していける額なのか,確認するのが確実です.
(子供の教育費や,定年,修繕費の上昇,などを考慮に入れましょう.)
その際,金利は全期間固定の金利を銀行のページなどで確認し,その金利で試算すると安全です.
変動金利であれば現在が一番低い金利であるため,かなり返済額が安くなりますが,今後の金利上昇とともに変わります. もし変動金利ならなんとかなる…という金額であれば,考え直した方が良いと思います. 月々の返済額を返せなくなったら,住宅ローンは破綻し,家を手放すことになります.
現在(2008年10月)の三井住友銀行の全期間固定金利でのシミュレーションが以下でできます.
定年までの年数の欄で,月々の支払いがいけそうなら,返済可能なローン金額と考えられます.